お子さんには英語をどのように教えていらっしゃいますか?
単語カード、ワークブック、音楽、教科書などなど、世の中ではたくさんのツールが出てきていますよね。
私の中では、どんなに高い教科書でもオモチャにも負けない、吸収する力が生まれながらにして子供はみんな持っていると日々の授業で実感しています。
子供たちは、とにかく:
面白い、なんか気になる、と思ったものはすぐに触ろうとする、口で言葉にしようとする、自分の目で確かめようとする。
この時の行動力がものすごい、圧倒的なパワーを感じます。
とにかく、そんなものを見つけると「ファイヤーファイター、ファイヤーファイター、ファイターファイター、あれ?ファイヤ〜あ、ファイターだ! ファイヤーファイター、ふぁいやー、....」「オクトーバー、オクトーバー♬おくおく〜?トーバー!」など自分でなんどもこれでもか!というくらい唱えたり、即興で歌を作って単語だけで歌っています。
その様子で見られるのは、「自分で言えるようになりたい」という力です。
少なくとも、私にはそう映っています。
日本人の子供たちと同じように、海外の国籍の子供たちも共通して見られます。
私の友人も(生粋のアメリカ人のご家庭です)、ある時一緒に買い物に出かけていた時、子供からの質問攻めにあっていました。
“ Mom ! Is that a wower coastaw ? Wach datt ? ”まだしっかりと発音が言えないまま、でも
知っている単語と聞き方を並べて、おもちゃの動く機関車に指差して一生懸命指聞いていました。「ママ!あれがローラーコースターなんだよね?あれなんだっけ?」というニュアンスと意味で聞いており、Rがまだしっかり(外国籍の子供達も初めは同じく苦労しています)言えないまま一生懸命伝えていました。
そして “No sweetie, that's a train. You wanna get closer ? ”「いいえ、違うわ。あれは機関車よ。近くで見たい?」と答えると、「Yeeees ! Chooo Choo Train ! Chooo choo choo ~ ...」と目を輝かせながら興奮して大声で答えて、何度も繰り返し単語を発していました。
私にとっては、このところこそが、教師や親御さん方々、どんな形であれ子供を育てる側に立つ人は「活かして育てていくべき特性」だと感じています。
とにかく、楽しく想像を膨らませるものにして行くこと、そして、何度も発したい!言えるようになりたい!と思わせるアクティビティやゲームを作ること、それと同時に自分の頭の中での記憶に結びつけて私たちに聞いてきた場合は、大いに褒めてあげて、その「自分で結びつけて、発言した単語」を「褒めて」あげることです。子供達は、できた自分に喜び、またどんどん言えるようになりたい!と次の単語習得へ動いていきます。
また、英検習得のため、Japec 児童英検習得のため、ひたすら問題を解くなどより、まずは世の中に溢れているものの世界を知って楽しむこと、そして単語を紹介すること、それにじっくり時間を取ることも重要です。1~10の流れで、教えようとしていても、突然別のことに興味を持てば、それにも触れて教えてあげること、元々の教える流れは道標の一つ。
私たちは子供たちに「与えた種を自分の力で、どんどん枝を何本も増やし、広げ」させて行くことが最大の目的と考えたほうが、どの試験突破にも、将来のスキルにも通じる土台となるのだろうと思います。ぜひどんな疑問の芽も、大いに伸ばし、立派な枝になるようお水を与えてあげてくださいね😄🌿
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